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(36)僕の夏休み2002
♪な〜つがす〜ぎ | |
明野村ひまわり公園にて、 | 夏といえば、ひまわり!こんなにたくさんのひまわりを見たのは初めてだ! |
清里の牧場通りにて | 清里からの帰り道、 この日、富士山がやけにきれいに見えた! |
ヨッ!ウオーターダンディ!! | ||
横浜にある秘密のプールは僕のとっておきの避暑地!「しまった!日焼けし過ぎた!」 |
モンスターサーカス |
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この日、1日だけのドラキュラ伯爵、久しぶりにみんなで作った舞台はとても楽しいこの夏の思い出に・・・ |
深川:富岡八幡宮例大祭 みずかけ祭り 3年に1回のこのお祭りには、全部で52もの神輿が!
台風の雨の降る中、さらに沿道から水をかぶせられて・・・びしょびしょ・・・だけどとっても楽しそう。
深川めしも忘れずに! | |||
一番楽しそうだったのは 水をかけていた消防士さん! |
神輿の紹介をするのはなんと、おまわりさん! 「皆さん、もう少し盛り上がっていきましょう!」だって。何か笑える! |
ア〜ア〜ア〜 ゴーザン! |
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今年2度目のオートキャンプと釣り。 この夜、釣った魚をバーべキューで・・・ウ〜ン最高! |
この夏の締めくくりは、伊豆 | 海〜〜〜っ! | 帰りに立ち寄った いい感じの、蕎麦屋 |
あ〜よく遊んだ!
2002.9.7
(35)熱い梅雨!
ムシムシ、ジメジメ、いつもなら憂鬱でうっとうしいこの季節・・・
だけど今年は元気だった。
サッカーW杯の影響である。
正直、大会が始まるまで、まったく興味がなかった。
ところが、いざ試合がはじまってしまうと、毎日のようにTVにかじりつき
家にいるときはもちろんのこと、仕事の途中であろうが、遊びの最中であろうが、
空港で、駅で、居酒屋で、ビヤホールで、
様々なところで「イケー!」「そこだー!」等と大声をだし、狂喜乱舞してしまった。
でもこのことは、もしかすると僕だけではなかったようで、
日本中が想像以上の盛り上がりをみせていた。
フェアに戦い、巧みなパフォーマンスで攻撃を仕掛けていく僕の好きな試合。
ファールがやたらに多かったり、時間稼ぎの防戦一方のつまらない試合。
それぞれの国によって、戦い方にも応援の仕方にも、特色があり個性があって面白かった。
好プレイ、珍プレイ、いろいろあった。
どのくらい見たのだろう・・・?
日本の試合に限らず、自分のひいきする国の勝敗に一喜一憂し、
選手たちの活躍に我を忘れ興奮した。
1時間半のノンフィクションのドラマに釘付けになっていた。
しかし、見終わったあと、そのほとんどが爽快感と元気をくれた。
チケット問題、誤審疑惑、暴動・・・これらの問題を吹き飛ばし、
この大会は忘れかけていたものを気づかせてくれた。
愛国心・正義感・尊敬・信頼・いたわり・・・
そして力を尽くすことの尊さ・・・
3位決定戦・・・
最後まで諦めなかった韓国とそれを守り抜いたトルコ、
そして試合終了後、
戦い抜いた両チームの選手たちは、互いに健闘を称えあい、
握手を交わし、抱き合っていた。
両チーム混ざり合って手を取り合いスタンドの観衆に挨拶する。
スタンド一面を真っ赤に染めた韓国のサポーター達が
惜しみない拍手を送り、トルコ国旗を広げた。
「3位決定戦など・・」と嘯いてた僕は、頭をガツンとやられた様な気がした。
鳥肌が立ち、胸が熱くなった。
勝敗を超えたこの試合が、ワールドカップの本当の意味を教えてくれた。
翌日ブラジルがドイツを破り、5回目のW杯を手にして、熱く短い6月は幕を閉じた。
熱さが蒸し暑さに変わった。
そして夢から覚めたように、まだ梅雨時期であった事を思い出した。
2002.7.6
(34)5月6日はお父さんの日?!
5月5日、千葉からの仕事帰りの高速で軽い渋滞にハマッた。
Uターンラッシュ?
「やむを得ない」と覚悟を決めつつ、なにげなく周りの車の様子を窺がった。
おそらくは、故郷や行楽地からの帰りであろうか・・・
ほとんどが家族連れの様であり、お決まりのように助手席にはお母さん、
後部座席には遊びつかれた子供たちが、気持ち良さそうに寝ていて
ただ一人、お父さんが気だるそうに車の運転をしていた。
5月6日、振り替え休日となったGOールデンウィーク最後の日、
ステージに立った僕の前には、
お母さん、子供たち、若いカップル、学生、おじいちゃん、おばあちゃん、・・・
だけどその中にお父さんの姿を、ほとんど見つけられなかった。
短いお休みの大半を家族サービスで過ごしたお父さん。
レジャーシートが風に飛ばされぬよう頑張っていたお父さん。
「お父さん、ここにいるよ!」とトイレの向こうにいる子供に声を掛けていたお父さん。
レストランの長い行列を大きな荷物を抱えて並んでいたお父さん。
バイキングの料理を、皿にてんこ盛りにして運んでいたお父さん。
僕のショーに気持ちよく付き合ってくれたお父さん。。
明日から又満員電車に揺られるお父さん。
「そうか、今日はそんなお父さんのための休日なんだ。」
どうか、ゆっくりとお休みください。
2002.5.11
(33)大きなランドセル
異常に大きく見えるランドセルを重そうに背負いながら歩く、ピカピカの1年生!
新品のスーツが何故か様にならない、新入社員!
そんな光景を目にする季節に、ふと思い出した事がある。
ダンスを習い始めたころ、あのピッタリと体に張り付いたレオタードを着るのに非常に勇気がいったものだ。
何しろカッコ悪くてはずかしく、まったく似合っていなかった。
そんな頃誰かに言われた事がある。
「レオタードが似合ってきたら、ダンサーとして1人前!」
なるほど、言われてみれば確かにそうだった。
上手いダンサー程、レオタード姿がフィットしていて、それが非常に魅力的で決まっていた。
レオタードを着て鏡の前に立ち、自分の体型をあらわにすることで弱点を知り、
毎日のきびしいレッスンで、ダンスをするにふさわしい肉体を作り上げ
レオタードの似合うカッコいいダンサーになっていく。
街ですれ違いざま、「何か魅力的だな〜」とか「素敵だな〜」と思う人がいる。
容姿が整っているとか、スタイルがいいとか、いい服を着ているからというのではなく、
その人全体から滲み出ている雰囲気がそう思わせるのだ。
そして、その雰囲気はおそらく、昨日今日出来上がったものではないだろう。
海外に住む日本人が長い間暮らしているうちに、いつの間にかその国の人のようになってくる。
それぞれの環境の中での様々な経験や、努力の積み重ねが、
長い月日をかけ、その人を育み、それに見合った雰囲気を醸し出すようになるのだろう。
そういう僕自身、どのように写っているのか・・・
いつしかランドセルが、しっくり似合ってくるように・・・
どこかぎこちなかったスーツ姿が、様になるように・・・
魅力的で素敵な雰囲気を醸しだせるように、
僕もまた、1日1日を丁寧に重ねていかなければならないことを、
葉桜の下を歩くピカピカの1年生が教えてくれた。
2002.4.16
(32)いつか、きっと!
先月(2月)、立て続けに2つの結婚式に出席した。
1つは教え子の、もう1つはパフォーマー仲間の結婚式。
どちらもお決まりの形式の披露宴を避け、
自分達らしい工夫を凝らしたとても楽しいものだった。
結婚式に招かれるのはもちろん大変うれしい事である。
しかし同時に憂うつの種でもあるのだ。
僕にとって結婚式に招かれると言う事はイコール
何かパフォーマンスをやってほしいと言う事なのである。
不思議に思われるかも知れないが、
これが僕にとって、ことのほか憂うつな事なのである。
こういう場合、普段自分のやっているショーをそのままやる訳にはいかない。
あくまで新郎・新婦が主役という大前提のもと、
2人の要望に出来るだけ添える様なもの、
結婚式に見合ったものを、新しく作り出さなければならない。
そのために、1週間前ぐらいから構想を練り、練習もする。
そのたびに作るのだから、やりなれているはずもない。
それに加えて、「皆、期待しているから・・・」とか「楽しみにしているよ!」などと言われると
その期待を裏切りたくないという
プロとしてのプレッシャーを感じざるを得ない。
と言う訳で、結婚式当日は周りの人たちが思っている以上に本人は緊張している。
折角のおいしそうな食事を前にしていても、自分の出番が終わるまでは、食欲も出ず、
だからと言って、お酒をガブガブ飲む訳にもいかず、やたらと水ばかり飲んでいる。
心ここにあらず、と言った感じなのである。
そして、やっと出番が終わった頃には宴も終盤を迎えており、
感動に浸る間もなく、気が付けばお開きという具合である。
僕だって、思い切り感動に浸りたいのである。
ケーキカットやキャンドルサービス・花束の贈呈なんかの要所要所で
「よかったな!」「おめでとう!」と心から祝い、
時々は目頭を熱くさせたいのである。
この仕事にたずさわって10数年来、結婚式といえば、こんな感じである。
そして、これからもおそらくそれは変わらないだろう。
それでもいつか披露宴の豪華な料理のフルコースを、
ゆっくりと味わって食べられる日が来る事を、夢みている・・・
2002.3.10
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