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(40)古代エジプトのロマンをもとめて
なんちゃって・・・今回の旅のツアータイトルそのまんま・・・
いつもなら海外へは、自由気ままな個人旅行と決めてるはずが・・・
今回は年末の忙しさで、間際まで行き先が決まらず・・・
旅のスケジュールなど、考える間もなく・・・
エジプト
世界4大文明のひとつとして、多くの古代遺跡が点在し、長い長い歴史を持つこの国には
さまざまな魅力があり、以前からあこがれを持っていた。
とはいえ、数年前のルクソールでの過激派によるテロ事件など、
現在でも、危険度2(観光旅行延期勧告)が出されている地域が多いと言う事もあり、
安全を考慮して、初めてのツアー旅行に参加する事になった。
さぁ、それではエジプト8日間の旅、お楽しみください!
と、いきたいところなのだが、成田からエジプトまでは、直行便でも
マニラとバンコクを経由しなくてはならず、カイロまでは約20時間、
というわけで、1日目は飛行機の中。
エジプトはやっぱり遠かった!
おまけに、2日目の早朝カイロに到着するはずが、霧のため、別の空港に一時着陸するというハプニング!
去年の南イタリアの悪夢が蘇ってきた。
飛行機はハルガダ(カイロから空路1時間のビーチリゾート)の空港で、
霧が晴れるのを待って3時間ほど待機し、お昼前にカイロ到着。
半日の旅程を無駄にしてしまうと言う幸先の悪さに辟易しながら、
それでも気を取り直し、2日目にして最初のプランを楽しむ事にする。
エジプトといえば、なんと言ってもピラミッド!
これを見なくして、エジプトは語れまいとばかりに、期待に胸を膨らませ、
世界に名だたる有名な3大ピラミッドのあるギザへ!
一番古くて大きいのはクフ王のピラミッド。
内部に入れるのは、1日300人と決まっており、
普通チケットを手に入れるのは、大変なのだそうだ。
幸い我々は現地旅行社の手配により、中に入る事が出来た。
やっぱりツアーだとスゴイな〜!個人旅行だとこうはいかない。
内部は想像以上に狭く、湿気が多い。
スフィンクスとピラミッド、定番のショット!
クフ王 カフラー王 メンカウラー王
3大ピラミッドが以外に小さく感じたのは、期待が大きすぎたためか・・・?!。
3日目、早朝からアブシンベルへ
エジプト観光では外せない巨大遺跡のひとつ。
想像を超えたスケールの大きさにびっくり!
大迫力の巨大遺跡と青く澄み渡った空、この非現実的な光景を目の前に言葉が出ない!
外見だけでなく内部もまた素晴らしい。
壁のレリーフ、見事でしょ!
感動をありがとう!
早起き(2:00pm起床)したかいがありました。
アブシンベル神殿はとにかくでっかい!
その後アスワンへ移動し、アスワンハイダム、未完のオベリスクのある石切り場を見学。
午後、古代からの帆掛け舟(ファルーカ)でナイル川遊覧。
ゆったりと時が流れ、船頭さんの叩く太鼓の音と歌声がとても心地良い。
夜はガイド抜きで、アスワンのスーク(商店街、バザールの意)を探検。
物を買うには、すべて値段交渉が必要。結構疲れます。
同行した新婚の秋葉夫妻(北海道の小学校教師)は、緊張と興奮のあまり翌日ちょっぴり具合が悪くなった。
4日目はルクソールの東岸遺跡観光。
ファラオ(王)たちが繁栄を祈り、神殿や像、オベリスク等を奉納した、カルナック神殿
大列柱室の134本の巨柱に圧倒される.。柱にはカルトゥーシュやレリーフがはっきりと残っている
とても何千年もの時を経たものとは思えない、絵や文字。
入り口付近の町並みは、とっても良い雰囲気
その後、ルクソール神殿。
夜、カルナック神殿の音と光のショーに行ったが、これは期待外れ!
と言うより、お金と時間を返せー!って感じ。
ガイド(ムハンマド)のおごりで、スークにて水タバコ(シーシャ)を体験。
(これはツアーには含まれていない、ムハンマドの好意です)
地元の人たちに混じって、行き交う人々を眺めながら、水タバコを吹かす。最高の気分!
一緒のツアーの大学卒業旅行の2人もゴキゲン!
これはイケル!くせになりそう!
左から、ムハンマド、尊代ちゃん、美穂ちゃん,GO
5日目はルクソールの西岸遺跡。
歴代のファラオの墓が集まる王家の谷を巡る。
チケット売り場。ツアーなので自分で買わなくていいのだ。何とも楽ちん。
内部のカルトゥーシュとレリーフにはまだはっきりと色が残る。何だか不思議〜!
今もこうして発掘?作業が続けられている。
王家の谷にも道標が ムハンマドと話に夢中。いったい何の話をしているのか?
ここが5年前襲撃事件のあったハトシェプスト女王葬祭殿。 冬でもかなり暑かった!
エジプト名物のハト料理は顔までしっかり付いている。小骨が多かった。
その夜、昨日と同じスークで今日も水タバコ。
6日目、エジプト考古学博物館へ。
展示品はなんと10万点!
最大の見所は何と言ってもツタンカーメンなのだ!
黄金のマスクの前は、いつも人でいっぱい。 ウーン、美しい!
写真撮影禁止のミイラ展示室もなかなか興味深い。
髪の毛なんかもそのまま・・・
モハメド・アリ・モスク見学の後、ハーン・ハリーリのバザールへ、
狭い路地にみやげ物屋がいっぱい!
買物そっちのけで、今日も昼間から水タバコ。秋葉さん
最後の夜はナイル川ディナークルーズ。
エジプトといえば、ベリーダンス。
おっと、引っ張り出されてしまった。
この後、男性が自ら回転しながら、大きなスカートを巧みに操るパフォーマンスには、びっくり!
技だけでなく、コミニュケーションをとりながら観客を巻き込んでいく、まさにエンターテイメント!
タヌーラというダンスらしい。
7日目、帰国する日、
飛行機が遅れたため初日に行く事が出来なかったサッカラへ。
これが世界最古のピラミッドだ!
4500年の時を経て、今にも崩れてしまいそうなジョセル王の階段ピラミッド。
歴史を感じるな〜!
物売りの少年とダンディポーズ!
絨毯学校で出会った子供たち。
イスラムには、持つものが持たぬものに与えるという宗教上の習慣(バクシーシ)がある。
それが今日では、だいぶねじ曲がってしまったようで、
例えば、道を尋ねたり、写真を撮ったり、時には歩いているだけで、事あるごとに何かとお金をせびられる。
これが旅行者にとって、ちょっと厄介なのである。
この絨毯学校で学ぶ子供たちでさえ、笑顔で手招きし「マネー、マネー」とやっているのだ。
これには、さすがに悲しい気持ちになってしまった。
遥か5000年の歳月を経てきた古代遺跡を目の前に、その歴史やスケールの大きさに圧倒され感動を覚えた旅。
同時に、そこに暮らす人たちの生活に触れ、自分たちの住む日本との文化や習慣の違いを充分に感じた旅。
と、お利巧な感想で終わらせたいところだが、正直、共感出来るものばかりでなく、
日本人とは違う価値観や考え方に、疑問や戸惑い更には憤りを感じた事も付け加えておきたい。
それはともあれ旅に出る前の心配をよそに、初のツアー旅行は予想以上に楽しかった。
おそらくそれは、ツアーのメンバーに恵まれた事。
旅の間中、まるで1つの家族の様に、和気あいあいと楽しく過ごすことが出来た。
そしてもうひとつ、特筆すべきは今回の愛すべきガイド、ムハンマドの事であろう。
彼のガイドという枠を超えた旅行者への心遣いが、我々にとって安心と信頼、
そして居心地の良さを与えてくれた。
人と人とのふれあいが、旅を一層楽しいものにしてくれたのだと思う。
自由気ままに、時間に縛られることのない個人旅行もいいが、
気の良い人達と楽しさを分かつ旅もまた捨てたもんじゃない。
旅は道ずれとも言うではないか・・・
そんな事を思いつつ、また丸一日を機内で過ごし、8日目のお昼過ぎ、成田へ到着。
やっぱり、エジプトは遠かった。
2003.2.17
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