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(42)写真で綴る2003下半期

「あっ『ゴズボイ!』書かなきゃ!
8月の「にっぽん丸」(ダンディGO5デビュー)に向けたリハーサルは、5月の後半から始まり、
終了後、すぐに秋田で(ダンディGO3)の本番、その後も忙しかった夏の陣・・・
束の間の休暇の後、静岡に向けての新ネタ作りに稽古、
終わったと同時にドラマの打ち合わせ、指導、
恒例の施設まわりや、クリスマスパーティ、忘年会・・・
気が付けば、ゴールデンウィーク以降、このページに手をつけていない・・・
書きたいものは一杯ある。

博多や札幌で食べたラーメンの事、高校での学園祭、ジャグリング教室の撮影やら
鹿児島で幻の焼酎との思いがけない出会い、
もちろん「にっぽん丸」で巡った、秋田の竿灯や青森のねぶた、マオイ夢祭りで食べたジンギスカンや
宮崎で見た花火、サイパンダの事や、ワールドカップの思い出、ドラマの撮影現場での出来事、
クリスマスの施設巡りで出会えた障害を抱えた人達のあどけない笑顔。
数え上げたらきりがない・・・

出来事が溜まりすぎて、なにを書いていいものやら・・・
すべてを載せきれるはずもなく・・・
そこで思いついたのが、全部まとめてこのタイトル、「2003下半期」。
少しずるいかな〜?
それでも、写真とか選ぶのも結構大変だったんです。
それでは、お楽しみください!

 
           まずは、博多から、
           この時、九州地方は台風直撃、しかし幸運だったのは、
           ショーが終わったあと、奇跡的に雨がやんだ。
           一度は行ってみたかった、中洲の屋台へ。
           だけどラーメンを食べたのはここではなく、中心地にある「一風堂」
           「うまい!」さすが本場はちがう。
           この時、体調がよければ、2〜3軒はしご出来たのに・・・残念。


 札幌
 ショーの仕事を終え、夜、サッポロラーメンを求めて徘徊。
 残念ながら、うまいラーメンに出会えず・・・
 翌日、市内の名所旧跡を巡る。
 実は時計台、初めてだったのだ。
  「これが時計台?」と、戸惑いながらも1時間半、しっかり見学してしまった。
 二条市場の中にある食堂で食べた海の幸は新鮮で美味。
 おじさんの人柄と笑顔に負けて買ったものは、お土産のタラバガニ。




鹿児島
なんだか、南と北を行ったり来たり・・・
夏の鹿児島はさすがに暑い!
仕事で一緒だった三雲いおりに案内されて、ちょっと変わったお店へ。
この時、幻の焼酎「森伊蔵」に出会ったのだ。
普段は口にしない焼酎も、なんとすんなり・・・癖になりそう。
        ホテルからも桜島を眺めることが出来た。 結構ハマッた「白熊」



 「にっぽん丸」、乗船。
 何といっても、今年のメインイベント!
 ダンディGO5、華やかに?デビューしました!
 初めての事尽くしで、本番までは、そりゃもう〜大変!
 特に揺れる船でのローラーバランス・・・怪我しなくて良かった!
 今回のクルーズの目玉は、「秋田竿灯」と「青森ねぶた」めぐり。
 東北3大祭りの2つに、1度に行けるしあわせ・・・
これが「竿灯」だ!お見事!
                                                  「俺もやりたいな〜!」


  まさに圧巻!
いや〜、やっぱり興奮するな〜!                                                
ダンディGO5のメンバー栗ちゃんは、「はねっこ」のいでたちで特別参加。「うらやましいぞ!」

「にっぽん丸」の外国人スタッフはダンディGOにはまったようだ!


 
 クルーズから戻り再び秋田
 「秋田ビューホテル」でのサマーバイキングでは、
 ダンディGO3のデビュー!
 夜のステージなので、昼間は街の探索。
 千秋公園天徳寺などで秋田の歴史に触れた。

秋田ビューホテルのエントランスにはこんなポスターが・・・
                      久保田城、御物頭御番所で一休み                                   
 「にっぽん丸」クルーズで遂げられなかった思いを晴らすべく、 
 秋田市内にある「民族芸能伝承館(ねぶり流し館)」で、竿灯にチャレンジ!
 ちなみに、竿灯の重さは50キロ以上にもなる。
 普通は手のひら、肩、腰にのせるそうで、アゴにのせる人は珍しいようだ。
 館のスタッフが「何をしている方なんですか?」だって。


  

アゴのせ、見事成功!
 



またまた北海道
夕張郡長沼町で「マオイ夢祭り」が行われた。
ここでご馳走になったジンギスカンは格別!
この町がジンギスカン発祥の地、なんだって。
「あ〜、また食べたい」
         ショーの後、餅まきに参加。「いや〜楽しい!」


今度は再び九州
宮崎で行われた、「のじり湖まつり」へ
東奔西走ってこの事?
仕事の翌日訪れた
のんびりとしてノスタルジック!
不思議なコーヒー屋、み〜つけた。
     ホテルに戻ると、ちょうど花火大会が始まった。

              翌日はクラフトの里「綾」でのんびりと・・・それにしても暑い日でした。


念願の休息はサイパンで・・・
一日14時間眠り続けた。
なにもせずひたすらボーっと過ごすしあわせ。
  宿泊したホテルのプール   サイパンダバス
                                  サイパンダカクテル


新潟「月潟村」
久しぶりに沢山のパフォーマー達と一緒だった。
往復の車中は、とても賑やか。
おばちゃんが差し入れしてくれたカレーが妙にうまかった。         ダメじゃん小出/サンキュー手塚/ペッピ・ザ・クラウン

 一足先に新幹線から降りた酔っ払い達
 ふらふらしながらホームでお見送り
 さて、このごきげんの3人誰だかわかりますか?








静岡ワールドカップ2003
直前の「ぎっくり肩」で体調不十分・・・ダンディGO3のリハーサルもままならず、挑んだ大会、
ナイトパフォーマンスをキャンセルしたり、
最終日、雨に見舞われるなど、ハプニングもありましたが、
それでも沢山の人達からの応援の声に励まされ、今年もまた楽しい大会でありました。
ダンディーズ集会2も楽しかったな〜!
                    ダンディーズ集会2


テレビ朝日新人シナリオ大賞のドラマ「3時のおやつ」でのジャグリング指導。
打ち合わせから参加できて、僕自身も大変勉強になりました。
スタッフやタレントのみなさんと、とっても良い雰囲気の中、楽しく仕事が出来ました。
                            石井さん 指導中!


クリスマスの養護施設廻りは静岡でもありました。
前日入りした夜、関係者の方々に、おでん屋さんに連れて行っていただき、
入ったお店「あいちゃん」で、偶然にも「が〜まるちょば」のサインを発見!
もちろん僕もサインしましたよ。
10数年、通い続けた静岡で、おでんの屋台村があったと言う事を、初めて知りました。
   雰囲気抜群!


        今年、仕事で行ったパティー会場には、こんなポスター・・・

まだまだ載せたい写真や事柄もたくさんありましたが、
主だったことを、厳選してみました。
上半期に起こった事柄を含め、今年も収穫の多い年であったような気がします。
初めての体験や新しい発見。
色んな方々との出会い。
おいしいものを飲んだり食べたり・・・
楽しかった事、うれしかった事、面白かった事、驚いた事・・・
何より、今年のテーマであった、異なるジャンルのパフォーマンスを融合させた作品作りは、
出来、不出来に関係なく、それを実現できた事が最大の収穫でありました。
今年も応援して頂いた皆様に感謝しつつ、
来年も又、実り多き年となりますように・・・

2003.12.30


(41)おっ好み!
先日、広島の三次市を訪れた。
3日間の泊まりの仕事であり、僕にとっては久しぶりの帰郷である。

前日の夕刻にホテル入りした僕は、これから3日間過ごすことになる未開の地を探検に出かけた。
ショッピングセンターがある他は、商店街らしきところは、
まだ6時半過ぎだと言うのに、殆んどの店がシャッターをおろし、
開いている所といえば、食べ物やと飲み屋が数軒だけ。
そんな中、ちょっと不思議な店を発見した。
「お好み焼 千両屋」と書かれた看板、
近づいてみたが、どこが入り口なのか、
営業しているのか、していないのか、その気配を感じるものがない。
曇り硝子の向こうで、人影らしいものが動いているようにも見える・・・
(怪しい店だな〜)、気になりながらも、その後30分程彷徨い、
その日の散策を終えた。

広島といえば、お好み焼き。小さい頃からなれ親しんだ食べ物である。
帰郷の際には、一度は必ずお好み焼き屋に足を運んでみるが、
近年、新しく観光化されてしまった店が多くなった為か、
子供の頃食べた、昔ながらのあの懐かしい味にめぐり会うのは難しくなった。
(うまいお好み焼を食べたい!)

翌日仕事を終えた僕は、気になるその店にもう一度行ってみたが、やはり昨日と同じ状況であった。
しばらく店の前に突っ立っていると、折り良く、一人のおばさんがその店に入っていった。
瞬間、中の様子が垣間見える。
お客さんらしき人が見えた・・・営業してるんだ!
(今日はここで食べよう)
時計を見れば、6時。まだ早い。折角だからもう少しお腹をすかせて・・・
昨日歩かなかった場所まで足をのばし、三次の町を隈なく見てまわり
1時間後、期待に胸を膨らませて、その店に戻った。
中に入ろうとして、目を疑った。
「本日、終了しました」の札が・・・
(そんな筈は無い、まだ7時なのだ・・・)
呆然と突っ立っていると、さっきのおばさんが現れ、
「今日はもう終わりました。うちは6時半までなんですよ。」
(さっき、入っておけば良かった!)
残念で仕方がなかった。
「うちはお酒も置いてないし、明日もやってますから・・・」
商売っ気のないこの怪しい店が、ますます気になってきた。
(ここのお好み焼きを、食べたい!)
無性にそう思った。
あの懐かしい味に出会えそうな気がしたのである。

翌日は5時半に店に着いた。気合が入っていた。
明日は仕事が終われば、そのまま東京へ戻らなくてはならない。
この店に来る時間はない。今日がラストチャンスだ。
古びた飾り気のない店内は、2枚並べられた大きな鉄板と、その奥に4人掛けのテーブル。
壁には手書きのお品書き、(といってもお好み焼きと焼きそばしかないのだが・・・)
小さい冷蔵庫にはラムネが入っているだけ。
あとは、マンガ本が数冊。
注文したのは、昔好んで食べた「そば入り」
「50年やってますから」と、作り始めたおばさんの手馴れた動きは、手早く無駄がない。
待つこと数分、出来上がった。
そのまま鉄板の上で食べる。箸は使わない。
へらを使って切り分け、そのまま「はふはふ」しながら、口に運ぶ。
一口食べた途端、「うん、これだ!」
この言葉が、思わず口を付いて出た。
予感は的中した。
昔、近所の小さな店で、おばちゃんが焼いてくれたあの懐かしい味が蘇った。
感動が更にそれをおいしく思わせる。
ここに来て良かった!
これが僕の捜していた「広島のお好み焼」だ。

店を出るとき、「久しぶりに、うまいお好み焼きを食べました。」と告げると、
おばさんは、「明日もやってますから」と、笑顔で見送ってくれた。



2003.5.19


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